楽天大久保博元監督(48)がサヨナラ負けにも前を向いた。

 9回に守護神・松井裕が打たれ、同点に追いつかれる。延長10回には2死満塁の好機をつくるも、得点できず。悪い流れのまま、10回裏に武藤が日本ハム大谷にサヨナラ打を浴び、4連敗となった。

 借金は今季最多11となり、3位ロッテとは7ゲーム差に開き、6位オリックスには1ゲーム差に詰め寄られた。試合後、「俺にとってはがっかりしている試合じゃない。予備(出場しなかった)の野手は小関だけだし、全員野球をしている。3位に追いつくことしか見ていない」と気持ちを切り替えた。

 日本ハム斎藤を攻めきれなかった打線には「シンプルにストライクゾーンに来た球を全部振るという状態を作れていない。俺の責任。明日シンプルに振る状態を作りたい」。ソロ本塁打を放つも4三振の4番ペーニャについては「1本ホームランを打ったんだから。明日も信じる。信じる」と言い聞かせるように話した。