中大が、1勝1敗の五分に戻した。

 先発の伊藤優輔投手(1年=小山台)が、139球を投げ抜き、9安打5失点(自責4)でリーグ戦初完投を達成した。

 3年春に21世紀枠で、センバツに出場した「都立の星」。9回に4失点したが、自己最速を1キロ更新する147キロをマークし、8回まで1失点で抑えた。

 「今日はマックスが出たし、自分の中でも成長できているかなと思いました」と言った。

 秋田秀幸監督(60)は「完投した、という経験をしてほしかった。代えるのは簡単ですが、結果として抑えてくれたのは大きい」とたたえた。

 ドラフト候補の神里和毅外野手(4年=糸満)は、今季初の4番に入り、同点打を含む3安打1打点と活躍した。