東海大が桜美林大を破り、5季連続69度目の優勝を飾った。

 中日、ロッテなどのスカウトの前で、ドラフト候補の吉田侑樹投手(4年=東海大仰星)が5回2失点と好投。186センチの長身から最速145キロをマークし「最後の代で優勝を逃すのは嫌だった」と喜んだ。この日で2勝目と不調に苦しんだが、ブルペンから打者を立たせてフォークを磨くなど、徐々に調子を上げてきた。今季は01年春以来となる開幕連敗スタートを喫したが、逆転優勝。横井人輝監督(53)は「リーグ戦で勝って泣く選手を見るのは初めて」と、喜びをかみしめた。