最速150キロを出して夢をかなえる。今春94連敗で脱出し年間2勝した東京6大学リーグの東大が19日、東京・文京区内のグラウンドで年内の練習を納めた。

 最速148キロ右腕の山本俊投手(3年=西春)はラストシーズンへ向け「150キロは個人的な目標。頑張って出したい」と意気込んだ。今秋は5試合に登板したが5回持たずに降板。「投げて迷惑をかけました」とシーズン前に右肘を痛めたこともあり精彩を欠いた。現在はほぼ完治し、徹底的な走り込みで体力強化に励む。来年はチーム14年ぶりの勝ち点とともに、プロ入りの夢もかかる。「とにかく結果を出したい。まだそんなこと言えないですが(プロに)いけたらいいなと。見てもらえるところまでいきたいです」とリーグ戦初勝利とともに、6人目となる東大出身のプロ入りを目指す。