ソフトバンク2年目の島袋洋奨投手(23)が6日、今キャンプ初の打撃投手を務めた。

 江川、今宮の右打者2人に58球を投げた。江川にはボール球が多く制球に苦しんだが、2人目の今宮にはキレのいい直球を投げ込んだ。

 「緊張しました。後半、思うように投げられたのでよかった。球への力の伝わり方が昨年とは全然違う。フォームも落ち着いてきた」と笑顔で話した。軸足である左足の投手板の踏み方をつま先だけつけ、斜め45度に踏んでいたのを平行に踏むようにした。これによりトルネードのひねりが7、8割に抑えられたが制球も安定した。

 今宮とは09年夏に甲子園で対戦して以来。「今宮さんからも久しぶりと言われました。当時のことは覚えていますよ」。興南2年だった島袋は明豊3年の今宮に崩されながら片手で2安打を打たれ負けたことを思い出した。