ロッテは24日、拳銃の実弾を所持していたことで21日に銃刀法違反容疑で現行犯逮捕されたヤマイコ・ナバーロ内野手(28)のヒアリングを千葉市内のホテルで行った。その中で、所持していた実弾が1発ではなく2発だったことなどが判明。前後して沖縄県警・豊見城署から球団に連絡が入り、那覇地方検察庁は、実弾が2発であったことを確認した上で釈放の判断をしたため、処分が変わることはないと説明を受けたという。

 今後、那覇地検が起訴するか不起訴処分にするかを決めるまで長くて2、3週間ほどかかる。NPBに赴き事情説明をした山室晋也球団社長(56)は「地検判断が重要な事案になる」と、結果を受けてから処分内容を決めたい意向を示したものの「長引くようならば、その前に球団としての処分を決める可能性もある」とした。一方、同内野手は心身ともに疲労困憊(こんぱい)の様子。数日は千葉市内のホテルで静養する予定。処分が決まるまでは練習を控えさせるという。