巨人は28日、育成選手のウーゴ投手(26)と長谷川潤投手(24)と支配下選手契約を結んだと発表した。背番号と年俸(金額は推定)は、ウーゴが「025」から「95」で500万円に、長谷川が「022」から「96」で420万円に変更となった。

 両投手は東京・大手町の球団事務所で会見。ウーゴは「やっとプロ野球選手になったという気持ち。目標は東京ドームのマウンドで戦力になれるように頑張る」と話し、長谷川は「このような評価をしていただき光栄。1日でも早く東京ドームで1軍の戦力として投げられるように頑張りたい」と抱負を語った。

 ウーゴはキレのある直球が武器の左腕で、白鴎大から11年育成ドラフト2位でヤクルトに入団。12年7月に支配下登録されたが15年オフに自由契約。今季から育成選手として巨人に入団し、2軍では2試合に登板して11回無失点だった。サイドスロー右腕の長谷川は15年育成ドラフト8位で入団。2軍では4試合に登板して1勝を挙げていた。

 開幕直後の支配下登録について、会見に同席した堤GMは「長谷川は2月21日のパナソニック戦から対外試合7試合で、防御率が2・63と安定している。ウーゴは2月25日ソフトバンク戦から5試合で、もう少し状況を見てと思っていたが、ドームの第2戦(26日のヤクルト戦)で戸根がふがいない投球をしたので、あれを見ていて年に何回かある調子の悪い時とは見えなかった。左投手を整備しないとダメだなと思った。(起用法は)ウーゴは中継ぎから入ると思う。長谷川は先発かな。これから2軍で場数を踏んで、1軍の戦力に呼ばれるところを目指してほしい」と説明した。