第65回全日本大学野球選手権記念大会の開会式が5日、都内で行われた。

 今秋ドラフト候補の明大・柳裕也投手(4年=横浜)が主将として選手宣誓を務め、立派に大役を果たした。 両親への感謝、地元九州の熊本地震で被災した人々への見舞いの気持ちを込めた温かい文章に、会場からは惜しみない拍手が送られた。

 柳は「チームメートも含め、文章を考えました。地元が九州なので、熊本のことは絶対に入れたいと思っていました。元気を与えられるような、自分たちらしいプレーができればいいと思います」と、春2連覇を達成した81年以来35年ぶりの日本一へ思いを語った。明大は、大会第3日の8日に、関西国際大-花園大の勝者と初戦を迎える。