DeNAが巨人菅野を倒し連敗を6で止めた。1回、先頭桑原の中前打から3回途中までに10本の単打で5得点。まずは効果的なジャブを連打し、コーナーに追い込んだ。さらに3回1死満塁。ここまで2安打の桑原が初球に狙いを定め強振。自身初の満塁弾が強烈なストレートになり、防御率0点台だった相手エースをリングに沈めた。自己最多の6打点を荒稼ぎした桑原は「自分がチームを勢いづけようと思っていた。(本塁打は)打った瞬間にいったと思った」と満足げに振り返った。

 ラミレス監督の絶対方針が好投手攻略を導いた。「早いカウント、ファーストストライクを積極的に打ちにいけるか。追い込まれたらノーチャンスになってしまう」。開幕から一貫して指示しており、桑原の3安打は全て初球で、先制打の梶谷は1-0からの有効打。今季最多の12得点を量産し「選手が完璧にやってくれた。ベストなリスタートが切れた」と目を細めた。【為田聡史】