ソフトバンクから4位指名を受けた法大・藤森康淳外野手(4年=天理)が4打数無安打に終わり、リーグ戦通算100安打まで残り2本のまま足踏みが続いた。“4タコ”という結果に「もう力みまくってました去年も東大戦でタコったことがあったんですが、その時の記憶が思い返されて」と反省しきりだった。
天理(奈良)時代は高校日本代表にも選出され法大に進学。1年春からリーグ戦デビュー。もともとは内野手だったが、2年時から外野手に転向。これが転機となった。50メートル走5秒9の俊足で好守備を連発し、バットでは安打を量産した。3年秋には27安打、打率4割4分6厘をたたき出し、首位打者と外野手部門のベストナインに輝いた。東大戦前にリーグ通算98安打を放ち、節目の100安打に迫っていた。
10月22日のドラフト会議では吉報が届いた。ソフトバンクから4位指名を受けたことには「本当にびっくりしました。4位で選ばれると思っていなかったので、選ばれた瞬間は考える余裕もなかったです」と驚きが止まらなかった。お祝いの通知が止まらず、「LINEの通知が『+99』のようになっていて、何件来ているかもうよく分からない状態でした。まだちょっと返しきれていなくて、中学や高校の監督には返させていただいたのですが、友達には全然返せていない状況です」と予想を超える反響を実感した。
晴れてドラフトで指名を受け、大学4年間のフィナーレを迎えるカウントダウンが始まった。リーグ戦も残すところ、あとわずか。藤森にとって、史上35人目となる100安打を達成は悲願でもある。秘策はある。「最後は神頼みですね」。
昨年も打てなかった時に通った寮近くの神社に行って、験を担ぐつもりだ。前回は神社に通って翌日の試合で3安打の猛打賞を記録。縁起のいい場所で、残り2安打積み上げるべく入念な祈りを捧げる。「明日1人で行きますね」。できることは何でもする-。100安打のためなら、全てをいとわない。
◆藤森康淳(ふじもり・こうじゅん) 2004(平16)年8月10日生まれ、大阪府出身。道明寺レッドタイガース-羽曳野ボーイズを経て、天理では3年春夏に甲子園出場。法大では俊足を生かした走塁と高いバットコントロールから安打を量産し、24日時点で87試合に出場し、98安打(2本塁打を含む)、打率3割2分7厘と好成績を収めていた。趣味は早寝早起き、大事にしている言葉は良いことも悪いことも全て丸く収まり気持ちが落ち着くから「にんげんだもの」。右投げ左打ち、170センチ、68キロ。



