【桃栗3年柿8年栗山巧15年】

 この2日間をひと言で言ったら「夢」ですね。ホームランを打てて、スタメンで3打席も立たせていただいた。今後に生かしていく、たくさんのことを学びました。オールスターを夢の舞台って言いますけど、ファンの皆さんだけじゃなく、僕自身もこれからへの夢を見させてもらいました。

 最近、野球人気という言葉をよく聞きますが、オールスターは、野球への興味の入り口に絶対なる。一流の選手が集まって、見方を変えれば頂点とも言える舞台。筒香君や大谷君を始めとした選手たちのプレーに、野球界の「夢」を、たくさん感じてもらえたんじゃないか、と思います。

 今日の2回、エルドレッドを刺せた(戸柱の左飛でワンバウンド送球)のは、ホームラン競争でメヒアの打撃投手をやったのが大きかった。宮本(慎也)さんから「野球の基本はキャッチボール」と会うたびアドバイスされていて、それを思い出しながら、ミット目がけて投げました。結構な数を投げたんで、肩が十分すぎるくらい温まっていたのもあるかもしれませんが(笑い)。しっかりとした土台の上に夢はある。何事も、やっぱり基本なんです。(西武外野手)