西武プリンスドーム恒例の、日本ハム杉谷拳士内野手(25)いじりが復活した。4月中旬に右手有鉤(ゆうこう)骨を骨折して離脱していたため、同球場でプレーするのは久しぶり。前日26日は2軍戦出場のため練習は不在だった。

 この日の練習で打撃ケージに入ると、ファンからは拍手が起こり、アナウンス嬢は「ただいま、およそ3カ月半ぶりに西武プリンスドームで、大歓声に包まれて打撃練習を行っておりますのは、復帰後チームは歴史的絶好調の、ケガから華麗に復活した杉谷拳士選手でございます」とあおった。

 さらに、大流行のスマホゲーム「ポケモンGO」を意識するように、「スタンドのみなさまにお願いいたします。ご覧のように、杉谷選手は架空のキャラクターではございません。打撃練習の鋭い打球がスタンドに飛び込むおそれがございます。大変危険ですので、打球の行方にはくれぐれもご注意ください」と呼びかけると、選手内でも笑いが起こっていた。ちなみに、残念ながらこの日も、杉谷はベンチスタートで、戦況を見つめる。