JR東日本東北(宮城)が日本製紙石巻(宮城)を4-2で下し、6年ぶり11度目(仙台鉄道局での2度を含む)の優勝を果たした。日本選手権(10月30日開幕、京セラドーム大阪)にはJABA東北大会優勝枠で出場した14年以来、2年ぶり17度目の出場となる。先発右腕・内山拓哉(27=東洋大)が7回0/3を4安打10奪三振2失点で大会2勝目を挙げ、最高殊勲選手賞に選ばれた。

 この日、最遅73キロのスローカーブで相手幻惑した内山は「今までは気持ち12、力12だったのが、今日は気持ち10、力8だった。けががあって力が入らなかったのが良かったかも。けがの功名です」と笑った。大会9日前に発症した左太もも裏肉離れをおしての奮投だった。