侍ジャパンは、延長10回に鈴木誠也外野手(22)が決勝の満塁本塁打を放ち、2試合連続のタイブレーク勝利を収めた。

 先発石田、2番手田口の両左腕がオランダ打線につかまり、中盤までリードを許す展開。7回、先頭の代打大谷が天井直撃の二塁打を放つと打線がつながり、この回一挙6点を奪って追いついた。

 小久保裕紀監督(45)は「鈴木は初戦は固さがあったが、今年の活躍をそのまま見せてくれた。特に今日は(6打点と)勝負強さがあった。石田と田口は、同じ日に投げさせた方が(比較として)見やすいと思って。スイングスピードにやられ、ストライク、ボールがハッキリしていた。大谷は基本、投手として考えているが、打線に入るとつながる雰囲気があった。日程も決まったので、踏まえて考えます」と話した。