ブーマー級スラッガーが来年の主役だ。東京6大学リーグの慶大が18日、横浜市内の同大グラウンドで年内の練習を納めた。187センチ、108キロの来秋ドラフト候補、岩見雅紀外野手(3年=比叡山)は「15打点はあげてリーグ優勝に貢献したい」と気を吐く。

 推定130メートルの柵越えを連発する右の大砲に驚きの練習プランが出た。来春、左中間寄りに幼稚園が完成。元近鉄の大久保秀昭監督(47)はネットを高くする案に加え「岩見は本塁から5メートル後ろに下げてスパイクを履かせないで打たせるかも」と言った。以前、同大グラウンドで練習した元阪急3冠王のブーマー・ウェルズがこの方法を取ったという。岩見は「プラスに捉えて練習する」と笑った。

 現役トップの9本塁打を放つ。23本塁打のリーグ記録を持つ巨人高橋監督は雲の上の存在だが、規格外のパワーで神宮を魅了する。