ソフトバンク育成選手の曽根海成内野手(21)が、オープン戦初打席でタイムリーを放った。8回遊撃手の守備から途中出場し、その裏に回ってきた打席。2死二塁のチャンスで、中越えの適時三塁打をマークした。

 「初球から狙っていた」。初球の変化球は空振りしたが2球目をしっかりたたいての一打に「うまく(バットに)ひっかかってくれました」と笑みを浮かべた。これまでオープン戦では守備で途中出場はあったが打席は初。「1軍初打席初安打初打点」の活躍だった。

 キャンプから1軍で調整を続けているが「まだまだスピードについていってませんが、最初のころに比べればやれるかなという感じはあります。でもボクには時間がない。開幕までには登録選手になりたい」と、この結果には満足せず、鼻息を荒くしていた。