2017年型ホークス打線の核はやはり内川だ。今季も不動の「4番」は内川が務めることになった。WBC準決勝敗退の悔しさをかみしめながら帰国したのが23日夜。まだ時差ボケが残る体で久々にユニホームに袖を通すと「指定席」が待っていた。「(打順を書いた)ホワイトボードを見て、びっくりしました」。先発オーダーの4番には一塁内川とあった。

 ともに侍ジャパンで戦った松田も7番サードで先発。新助っ人のデスパイネは5番に入った。この日を含めて開幕まで残り2試合。最終調整の難しさはあるが、しっかり「4番」としての存在感を示した。1打席目こそ見逃しの三振に倒れたものの、4回先頭で回った2打席目。岡田のスライダーを左中間に運び初ヒットを放ってみせた。

 「(ヤフオクドームは)心地いいね。周り(の打者)が強力なので、プレッシャーになることはあると思うけど、(4番という)立ち位置でやることを意識して頑張りたい」と、気を引き締めた。藤本打撃コーチは「(打線の)流れ的にも今日の方がいいと思う」と話し、クリーンアップは3番柳田、4番内川、5番デスパイネが決定。今日26日のオープン戦ラストゲームで新型打線の「破壊力」を再確認する。