阪神元山飛優内野手(27)の奮起に期待したい。
前日5日は痛恨の走塁ミス。1-3の5回1死二塁で近本光司外野手(31)が中堅越えの二塁打を放ったが、二塁走者の元山はホーム生還できずに三塁ストップ。普段と違う甲子園の風向きにも惑わされ、慎重な走塁になってしまった。
元山はこれまでいぶし銀の働きを見せてきた。7月下旬に遊撃レギュラーをつかみ、主に8番としてつなぎ役に徹してきた。球数を投げさせての四球もあり、「9番投手」を犠打という形で生かす場面もあった。
遊撃守備も無難で、二塁手・中野拓夢との東北福祉大コンビは相性バッチリ。明るく前向きな性格ということもあってムードメーカー的な存在だ。
走塁失敗の1点を切り取れば、プロである以上「痛恨」と言わざるを得ない。しかし挽回(ばんかい)するのもまたプロだ。
藤川球児監督(46)は元山について「大事にいったんじゃないかと思います。少し引いてしまう部分もあるでしょうけど、また次に攻めていってもらう。そういうところが必要になる。それで一つ成長の糧にしてもらうところで、次はいい走塁ができればと思いますね。これは元山に限らず、ほかの選手も見て、取り入れて、いいプレーをしてもらうのが務め」と話した。走攻守における緻密(ちみつ)な精度向上がなければ勝機は遠のく。失敗を糧に次戦も堂々と戦う。



