最下位のロッテが今季3度目の4連敗を喫した。打線のかかりが遅かった。0-6の8回に敵失2つもあり4点を奪ったが、7回までは日本ハム加藤に散発5安打無得点。先発したルーキー佐々木を援護できなかった。伊東監督は「序盤に点が取れない。打てないのは、しばらく続くと思う。我慢してやるしかない」と、チーム打率2割を切る現状に苦渋の表情だった。

 清田、荻野に復調気配が見えたが、我慢だけでは打開できない状況まで来ている。伊東監督は「ずるずる行っている。何とか止めないと。球団も外国人を含め本気で動いて欲しい」と補強を強く要望した。デスパイネに代わり獲得したパラデス、ダフィーがそろって不振。近く再昇格の見込みだが、いきなり爆発的な活躍は望みにくい。球団は大砲候補の調査を進めているが、このままでは、最低目標である3年連続Aクラスすら危うくなってしまう。