医師免許を持つ、40歳の異色右腕、東大・伊藤一志投手(3年=東海)が立大戦で救援し、神宮2度目の登板を果たした。

 2回から救援し2回5安打7失点(自責4)。ナックルボールで初の空振り三振も奪い、打者17人に62球を投じた。「(2度目のマウンドは)景色に慣れたくらいです。(三振で)アウトがひとつ取れたのは良かったですが、今日も不合格です」。初打席にも立ち四球を選ぶと、暴投などで進塁し安打で本塁へ生還。初得点も挙げた。

 伊藤は4月15日の慶大戦で「9番投手」で先発出場し“神宮デビュー”。1回を2安打3四球4失点(自責1)で36球を投げた。

 なお、試合は連盟規定により6回表打ち切りとなった。