DeNAが主砲の“ポテンヒット”で、勝率5割に復帰した。筒香嘉智外野手(25)が、7回に右前へ落ちる今季3度目の決勝タイムリーを放った。先発し好投したジョー・ウィーランド投手(28)に無傷の3連勝をもたらす、執念の一打。自身も今季2度目の3安打で、打率を今季初めて3割に乗せた。今日12日からはホームに首位阪神を迎え、昨年7月30日以来の貯金を狙う。

 伸びもない。高さもない。それでも筒香の一打が、勝利を呼び込んだ。7回2死三塁でカウント1-2。追い込まれていたが、中日岡田のカーブに合わせた打球は、緩やかな軌道を描いた。前夜にスタンドへ突き刺した弾丸ライナーによる今季3号とは打って変わって“ポテンヒット”。長打を警戒して、フェンス近くにいた右翼平田の前に、落ちた。「どうしても(先発の)ウィーランドに勝ちをつけてあげたかった」と執念の決勝タイムリーだった。