金本阪神の快進撃は小休止になった。初回に中谷のタイムリーで先制したが、その後はチャンスで1本出ず、左腕ジョーダンを攻略できなかった。金本監督は静かに敗戦を受け止めた。「打つ方はチャンスで1本がね。そんな、いつも打てるわけじゃないから」。あえて言うなら、バルデスとジョーダンの左腕2枚をいかに打ち崩すかが今後の課題になる。今季の対戦はすでに3度目だ。「ウチにぶつけてきているような。3回目ですか、あの2人は。そこを打っていかないと」とリベンジを誓った。

 きょう19日からのヤクルト3連戦(神宮)は相手先発がいずれも右腕と予想されるため、この日は福留をスタメンから外し、休養を与えた。4月18日の中日戦以来、今季2度目だ。「3つ右が来る可能性があるから。そこは臨機応変に」。2位広島と1・5ゲーム差に縮まったが、しっかりと手綱をさばいて、敵地で貯金を増やす。