西武の連勝が５で止まった。先発佐野が１点リードの４回に１死満塁のピンチを招き、岡島に２点適時打を献上。さらに満塁としたところで、２番手ガルセスがペゲーロに特大のグランドスラムを浴び、一挙６点を失った。

　中盤までの大量失点が響いての敗戦に辻発彦監督（５８）も厳しい表情。「６点はでかい…。あの点差になってしまうと、打線は（チャンスを作っても）打つしかない。２、３点差なら手もあるけど。佐野はテンポが悪い。反省してもらわないと」と苦言を呈した。

　制球が定まらなかった佐野は、３回１／３を３安打６四死球の５失点で今季初黒星。「先制してもらいましたが、そのいい流れを切ってしまった。今日（の敗戦）は自分のせいで、申し訳ないです」と悔しさをにじませた。