左太もも裏肉離れでリハビリ中の日本ハム大谷翔平投手(22)が、特大場外弾をファンの車に直撃させた。28日、2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷で2日連続となる屋外フリー打撃を実施。5スイング目に放った大きな放物線に大谷は思わず「やべぇ」と打球の行方を見つめると右中間にある防球ネットを越え、球場外周道路沿いに止めてあった白いミニバン車の屋根に着弾した。苦笑いしながら、ヘルメットを取って右中間方向へ頭を下げて謝罪したが、屋根部分がへこんだ車の持ち主である会社員の佐藤さんは「ラッキーです」と、喜んだ。

 この日は38スイングで、11本の柵越えを放った。場外本塁打は車直撃弾を含めて3本もあった。大谷は故障前の打撃との違いを問われて「ケガをする前はどんな感じか比較できないので分からないけど、むしろ良くなるように頑張りたい」と、前を見据えた。