甲子園でのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第3戦は雨天中止。阪神は甲子園球場に隣接する室内練習場で調整した。金本知憲監督のコメント。

 杵渕セ・リーグ統括が中止報告も兼ねて訪ねてきた。「あの状況でナンダカンダと後から言ったってね。負けた方が何を言ったって、そのせいにしているとしか聞こえないですよ」と苦笑い。

 「お互いだが、ああいう状態でやると、体の疲れはね。絶対にいらん力が入ってくる。1日空くので、明日いいコンディションでできるなら」と、中止決定を前向きに受け入れた。

 「いつも言うように、何が何でも絶対に勝ち上がる気持ちを持ってほしいし、僕は持っていると思う。メンタルを整えてくれていると思う。それをそのままグラウンドに出してくれたら」。

 シリーズのキーマンに新人大山を挙げた。「感じも良くなってきたし、速い球に強い。昨日は2本とも変化球だったかな。対応力がありますから」。

 「(大舞台ということを)感じないんじゃないかな。目の前に必死で。大事な試合だから、と多少思うぐらいで、鈍感じゃないかな。おれもそういうタイプだった」。

 その他の一問一答は以下の通り。

 -残念ながら中止

 金本監督 このコンディションでやられたら、選手がかわいそう過ぎるでしょう。

 -マテオ、桑原が連投しているが

 金本監督 お互いだけど、ピッチャーも投げにくかったと思う。ケガがなくて、何より。

 -ウィーランドがスライド登板になりそうだが

 金本監督 2試合やられたの? 最後の完封は覚えている。

 -ストレートが速い

 金本監督 チームは真っすぐに弱いから、打ち返してほしい。