<広島3-2横浜>◇3日◇マツダスタジアム

 4月下旬に兄龍一さんを交通事故で亡くした広島福井優也投手(23)が横浜戦(マツダ)に先発し、6回2/3を1失点と好投し、今季2勝目を挙げた。3点リードの6回1死二、三塁のピンチでスレッジに中犠飛を打たれて1点をかえされたが、粘りの投球が光った。

 悲報に接してから初のマウンド。投球前には左手をマウンドに置いて、祈りをささげた。「うちの兄貴は左腕だった。『しっかり投げるよ』という気持ちで、手をつけました」と振り返る。「野球もそうだけど、人生の先輩として見習うべき点がある。常に一緒に野球をやっていた。背中を見てやってきた。兄貴であり、目標というか、ライバルと思ってやってきました」と気丈に話した。