<西武1-5広島>◇9日◇西武ドーム

 やっと長いトンネルを抜けた。連敗を「10」で止めて野村謙二郎監督(44)も笑顔だ。「待望の、ですからね。先制できたのが大きかった」。西武の先発は、前回の対戦で連敗スタートのきっかけとなる完封負けを喫した涌井。「前回も立ち上がりはそんなに良くなかったが、先に点をもらってスイスイ行かれた。カウントを取りに来る球を打てと指示した」と積極打法で6回途中5失点で涌井をKOした。故障離脱したトレーシーに代わり先発した小窪哲也内野手(26)が攻守に好プレーを見せた。特に4回無死、一塁走者で松山の送りバントがファウルフライになったが、捕手の捕球体勢を見てすかさず二塁へタッチアップ。その直後に石原の適時打が出て本塁を踏んだ。小窪は「僕だけじゃなくみんな次の塁を狙ってますから」としてやったり。野村監督も「今日のヒーローは小窪。しっかり結果を出してくれた」とたたえていた。