阪神タイガースの元選手で野球解説者の掛布雅之さんが実質オーナーを務める「掛布企画」(大阪府豊中市)が、2回目の手形の不渡りを出し、銀行取引停止処分となった。東京商工リサーチ関西支社が27日、明らかにした。

 同支社によると、事実上の倒産で、負債総額は推定4億円。

 掛布企画は、広島風お好み焼き店の経営や、スポーツ用品の販売を手掛けていたが、数年前から売り上げ不振が続いていた。

 豊中市の掛布さんの自宅兼本社について複数の金融機関などが競売を申し立て、大阪地裁が昨年、競売開始を決定。今年6月には強制競売で第三者に売却された。