“サラリーマン投手”が、憧れのメジャー挑戦への切符をつかんだ。「ABEMA(アベマ)」などのメディア事業で知られるサイバーエージェント出身で立大OBの三河吉平投手(24)が、米大リーグカブスとマイナー契約を結んだことが1日、分かった。

日刊スポーツの取材に応じ「3カ月前にサイバーエージェントを辞めて、メジャーのチームと契約することで準備してきましたが、こうして無事に契約することができてホッとしています」と喜んだ。

立大時代の4年春まで本気でプロ野球選手を目指していたが、ベンチ外となったことで就職活動にかじをきりサイバーエージェントに入社。1度は現役生活にピリオドを打ったが、昨年末に現役復帰を決断。「野球以外のキャリアや軸を持ったことで、改めて自分が本当に人生賭けたいものは野球なんだということに気づけました」。野球専門のジムで鍛えた直球に磨きをかけ最速155・7キロに達し、MLB2球団から正式オファーが届いた。

米アリゾナ州で同日に晴れて正式契約を結んだ。「本当に素晴らしいチームに入れました。周りの選手たちも本当に温かくて、すごくいいチームに入れました」と喜んでいる。

目標とする選手はパドレスの絶対的守護神、メイソン・ミラー。「165キロぐらいの真っすぐと縦に落ちるスライダーの2球種をバランスよく投げ続けている」と自分の投球スタイルと重ね合わせ、「僕はより速い球を投げるのが『悦』で今155キロまできた。もっと投げられるんじゃないかと170キロを目指しています」。自慢の速球を磨きながら、夢の舞台へとひた走る。

◆三河吉平(みかわ・きっぺい) 2002年(平14)4月2日、川崎市生まれ。リトルグリーンズ-読売ジャイアンツジュニア-東京城南ボーイズ-春日部共栄(埼玉)を経て、立大では23年秋にリーグ戦デビュー。通算成績は3試合に登板し、防御率40・50。卒業後はサイバーエージェントに就職した後、今年4月から野球専門のトレーニングを展開する「DIMENSIОNING」の社員として活動。座右の銘は「有言実行」、趣味は釣り。目標とする投手はパドレスの絶対的守護神メイソン・ミラー投手。189センチ、91キロ。右投げ右打ち