<広島2-4巨人>◇28日◇マツダスタジアム

 巨人西村健太朗投手(26)が7回4安打1失点と粘りの投球を披露したが、白星はつかなかった。代打で降板した8回に、チームは1点勝ち越し。6勝目の権利を得たのもつかの間、直後に同点に追い付かれた。原辰徳監督(53)は「1点勝ち越して山口にバトンを渡せたのは非常に良かったのですが、山口がそれをね、勝ち越しは許しませんでしたけど、健太朗の勝ち星を消したという点には、本人も多少の悔しい思いをしているでしょうけど、ただ、我々としては1点で、次のイニングに行けたととらえています」。西村に勝利は付かなかったのを惜しみつつ、踏ん張った山口も評価した。西村は「今日は全体的に良かったです。立ち上がりはいいところを狙いすぎてボールにばらつきがあった。2回の四球とエラーはもったいなかったです。防げる点でした。3回以降は粘り強く投げることができたと思います」と話した。