<阪神2-0広島>◇16日◇甲子園

 阪神能見篤史投手(32)が8回を無失点の好投で、11勝目を挙げた。立ち上がりは3者連続三振の滑り出し。3回2死二塁は赤松を左飛、6回1死一塁からも赤松、東出を打ち取って得点を許さず。8回をわずか被安打2本で投げきり、8回裏のブラゼルの先制打を呼び込んだ。試合開始前にクライマックスシリーズ出場の可能性が消滅したが「お客さんに『六甲おろし』を歌って帰っていただきたかった」と、消化試合に見せない力投だった。