少女の体を触るなどしたとして、強制わいせつの罪に問われた元プロ野球ソフトバンク捕手の無職堂上隼人被告(30)の公判が21日、福岡地裁(江口和伸裁判官)であり、被告人質問で事件を起こした原因を問われた堂上被告は「すべては自分が未熟で愚かだったから」と述べた。

 弁護人の質問に「申し訳ありません」と謝罪し「二度と人の道に外れたような事件を絶対に起こしません」と誓った。裁判官から選手時代のファンへの気持ちを尋ねられ「応援してくれた人たちに恩返しをしたい」と話した。次回1月11日の公判で結審する。

 起訴状などによると堂上被告は、7月23日午後9時25分ごろ、福岡県古賀市の駐車場で「殴られたくないだろう」と当時17歳の少女を脅し、体を触るなどのわいせつな行為をしたとしている。