鹿児島・薩摩川内市でキャンプ中のロッテ2軍から青山道雄監督(53)、選手、コーチら20人が4日、休日を利用して、知覧特攻平和会館(鹿児島・南九州市)を見学した。

 ドラフト3位の田村龍弘捕手(18=光星学院)は「特攻隊の方々の家族への強い絆、親への感謝の気持ちが伝わってきました」と感慨深げ。高校時代を青森県で過ごしたことから、東日本大震災を引き合いに出し「好きな野球ができることに感謝して生きていかなくてはいけないとあらためて強く思いました」と話した。

 翔太内野手(21)も同世代の若者が特攻隊として命を落とした時代に衝撃を受け「好きな野球を職業にしている自分がいかに幸せであるか再認識できました。明日からまた気持ちを入れ直して、1軍に上がるために1日1日を大切に頑張っていきたい」と話した。