<阪神5-4中日>◇21日◇京セラドーム大阪

 プロ初先発の阪神金田和之投手(23)が5回を4安打2失点に抑えた。

 初回1死二塁から中日3番ルナに14号2ランを打たれ先制を許したが、味方の援護で立ち直った。2回に福留の5号2ランで同点。3回にゴメス、マートンの連続タイムリーで2点のリードをもらった。勢いに乗ったのか、2回以降で許した安打は1本のみだった。

 「先発ということをあまり意識しないようにしていたのですが、初回は緊張して球が浮いてしまいました。でも2回以降は感覚をつかんでコーナーに投げられました。いきなり先制点を与えてしまいましたが、すぐに取り返してもらい、リードしてくれた野手のみなさんに感謝です」。中継ぎとして活躍してきた2年目右腕が、首位争いが懸かったここ一番の試合で快投した。