<ソフトバンク9-3日本ハム>◇28日◇ヤフオクドーム

 日本ハム大谷翔平投手(20)が値千金の同点弾を放つも空砲に終わった。

 1点を追う5回。ソフトバンク先発の岩崎の初球134キロのフォークを悠々と右翼席へ運んだ。12日ロッテ戦以来の6号ソロ。「もちろん、初球から行くつもりではいるんですが甘いところに入って来ましたしね。ちょっとバットの先だったので、右翼の頭を越えてくれればいいなと思って走りましたが、スタンドまで届いてくれたので良かったです」。今カード初戦の26日には投手で先発し10勝目を挙げたばかり。勢い冷めやらず、今度は打者でチームに勢いをもたらした。

 なお無死一塁で大引の左越え5号2ランで、この回に一時、逆転に成功。大谷が逆転劇の布石を打ったが勝利には届かなかった。

 大谷は「出来れば3タテ(同一カード3連勝)したかった。また切り替えて、しっかりやっていきたい」と無念そうに振り返った。