<広島3-6ヤクルト>◇28日◇マツダスタジアム

 ヤクルト小川淳司監督(56)が、思い切った采配でマエケン攻略を決めた。エンドランだけでなく、4回には三塁走者が畠山、打者が投手石川の場面でスクイズを敢行。意外性のある作戦で、広島前田の失策を誘った。

 「マエケンだから思い切ってやった。動かないと安打、安打、安打と、簡単にはいかない。打線も素晴らしかった」としてやったり。

 粘りの投球を見せた石川にも「よく修正して踏ん張ってくれた。それがマエケン攻略につながった。彼にとっても10勝は1つの目標だろうし、勝ちがついたのでよかった」と絶賛した。