<阪神10-5ヤクルト>◇29日◇甲子園

 ヤクルトにとっては、やりきれない幕切れとなった。

 0-10から7回に2点、8回に2点を返して反撃。9回も1点を奪って5点差まで詰め寄り、なお無死満塁まで攻め抑えの呉昇桓を引きずり出したところで土砂降りに見舞われた。

 7分の中断後にコールドゲームが宣告され打席を迎えた雄平外野手(30)も拍子抜けだ。「最低です。予想外。打てなかったかもしれないけど、僕がつなぐことができたら後ろにはハタケさんもいましたし」と、諦めきれない様子。

 小川淳司監督(56)も「せっかく最後はいい形で攻撃ができていたので、最後までやりたかったけど、これじゃしょうがない」と豪雨には勝てなかった。