<中日4-6広島>◇31日◇ナゴヤドーム

 中日が97年のナゴヤドーム開場以来、初となる同球場での6連戦6連敗を喫した。先発雄太の4失点をルナの同点3ランで挽回した。だが武藤と田島の中継ぎ陣が踏ん張れず、四球から失点を重ねた。

 6連敗自体も3年ぶりで谷繁元信兼任監督(43)も「かみ合わないですね。課題がここというところで出てしまう。苦しいけど、結果を出していくことが強い選手になっていく」と厳しい表情だ。

 貯金2で突入した8月だったが7勝20敗の急降下。月間20敗は90年8月の阪神に並び、リーグのワーストタイの不名誉記録だ。

 「こんなに負けているのに一生懸命応援してくれるファンに、しっかりとしたものをもう一度見せられるようにしたい」。指揮官は懸命に言葉を絞り出した。