<関東地区大学野球選手権:桐蔭横浜大4-3東海大>◇3日◇横浜

 桐蔭横浜大(神奈川1位)が2年連続準決勝で東海大(首都1位)を破り、決勝進出と明治神宮大会(10日開幕)出場を決めた。

 右手中指の第一関節脱臼から復活した小野和博投手(3年=磯原)が連投。前日の準々決勝で137球を投げたが、この日もスライダー、チェンジアップを低めに集め、5安打3失点(自責1)と131球で完投した。昨年は157キロ右腕の菅野、今年はオリックス3位の伏見に巨人5位の坂口と、ドラフト指名選手擁する強敵を2年連続で撃破。小野は「最初は東海大というのを意識したけど、試合が始まれば気にならなかった。変化球の精度は昨日より良かったので、ゴロを打たせてリズムをつくろうと思いました」と話した。