<東京6大学野球:慶大11-2東大>◇第4週第1日◇4日◇神宮

 東大の特別コーチを務める元巨人エースの桑田真澄氏(45)が、神宮に初観戦に訪れたが、51連敗となってしまった。

 3回にドラフト候補、慶大・白村明弘投手(4年=慶応)から先制点を挙げたが逆転を許した。

 桑田氏は試合後にロッカールームでミーティングを行った。

 「初めて生で見て、変わってきたなという感じはありました。今までは不安そうで、ソワソワプレーしていたのが、前向きにチャレンジしようという気持ちになっている」と評価。その上で「野球はエラー、四球の後に失点する可能性が高い。今日も失点した3イニングはそう。じゃあ、それがなかったらどうなっていたか。野球は紙一重の戦い。そのために明日からどうしたらいいか」と問いかけた。

 投手陣に対しては「(慶大・白村は)要所要所で、アウトローに決まっていたから打てない。ではどういう練習が必要か」と、外角低めの制球を磨く重要性を説いた。