<オリックス5-1日本ハム>◇28日◇京セラドーム大阪
緊急先発した金子が、オリックスの窮地を救った。本来先発の山本が、27日の練習前に右腰の張りを訴えて登板回避。わずか24時間前に先発を言い渡された右腕は、それでも日本ハム打線を7回1失点に抑え、お立ち台にまで上った。これが4月19日ロッテ戦(東京ドーム)以来、70日ぶりの3勝目。自身の連敗は4で止め、チームの連敗も6で止めた。
「急に言われたのが良かったのかも。早く投げられるし、チャンスだとも思いました」。本来の先発は7月3日ソフトバンク戦だった。不調続きで交流戦終盤3試合は中継ぎに回るなど、先発6人の中の信頼度は6番目。だが緊急先発で開き直った。最速149キロの速球主体にグイグイ。大石監督代行が打撃好調の日高を外してまで起用した、前田の内角中心の強気リードも好調時の投球を思い出させてくれた。
「攻める気持ちを出した結果。このまま勝てないんじゃないかと不安もあったけど、きょうは甘くてもいいから腕を振っていった」
大石監督代行も開口一番「勝ったの何日ぶりですか?
今日は金子と前田」と絶賛。反攻へ希望を点した新エースの復権だった。【松井清員】



