<中日7-6阪神>◇20日◇ナゴヤドーム
あと1歩、届かなかった。1点差に迫って2死満塁。フォードが三ゴロに倒れて最後の打者になったのは、必然だったのかも知れない。岡田監督はあきらめない猛攻に浮かれることなく、連勝を逃した逆キーマンを鋭く指摘。声を荒らげて糾弾した。
「惜しかったとかいう問題やない。野球が分かってないやつが1人おるからな。きょうはあの1球。4回のカウント1-2からの空振りよ。あのボールを振って負けよ」
勝機は10人攻撃の9回ではなく、5点差から2点を返した4回にあったと指摘した。葛城の2点適時打で吉見をKO。なお1死一、三塁でフォードは、代わった中田から空振り三振に倒れた。打者有利なカウント1-2からワンバウンドする変化球に2度もバットが止まらなかった。ヒットを打てないまでも、球を見極めれば四球を選べていた。
「そんなんが出来ればファームに落ちてないけどな。チームでやっていることなのに、打ちたい打ちたいではな。ましてや負けている場面なのに」
19日に2軍から昇格させたばかり。フリー打撃での好感触から前日は5番を打たせた。「試合では変やったけど、それでも最後に1本出たからな」と復帰戦で適時打を放つ姿に、指揮官も胸をなで下ろしていた。一夜で評価は急降下。「何も言うことはない」と責任をかみしめるフォードは再び、2軍降格の危機だ。【町田達彦】



