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原巨人5発快勝7点すべて本塁打

2回表巨人無死、左越え本塁打を放ち高橋由(左)に迎えられるラミレス
2回表巨人無死、左越え本塁打を放ち高橋由(左)に迎えられるラミレス

<ヤクルト4-7巨人>◇19日◇神宮

 巨人亀井の打球が5本目のアーチだった。7回2死一塁、詰まりながらもジャンプする右翼手を越え、スタンドに運んだ。4月30日以来の一撃。今季初めての1試合5発目がチームを活気づかせた。3回で自打球のため退いたラミレスに代わって4番に入った。「若手はこういうチャンスを生かさないといけない」。必死な気持ちが生きた。

 前日のジャイアンツ球場での練習では遊撃の位置でノックを受けた。「外野だと運動量が足りない。体のキレを出したかったから遊撃でやらせてもらった」。その効果はいきなり出た。この日はファームの試合でも3得点すべてに絡んだ。「長かったけど、いい1日でした」とほおを緩めた。

 5本塁打の口火を切ったのはこの日FA権を取得したラミレスだった。左足親指に自打球を当てながら、その2球後のカットボールを中堅へ運んだ。途中交代を余儀なくされるほどの激痛を耐え、一仕事終えてから退いた。4回には、腰痛に耐えながらコンディションを整える高橋由の1発で勝ち越し、5回にはラミレスとのアベック弾が出れば9戦無敗の小笠原が豪快な2ランで突き放した。

 4発目を打ったのは5月10日以来の1発となる坂本だった。この日は試合前、中西太氏に臨時指導を受けた。「左脇とか気にしすぎず、思い切っていけ」と言われ、吹っ切れた。打席では原監督のアドバイスどおりバットのヘッドの重みを確かめるようにしてから構えた。「素直にうれしいです」と喜びをかみしめた。

 派手な一発攻勢で、終盤には主力を休ませることもできた。原監督も「打つべき人が打ったし、久しぶりの人も打ってくれた」と喜んだ。逆転優勝に向けて勢いづけるには、主軸以外の日替わりのヒーローが不可欠。亀井も坂本も、その筆頭候補だ。【竹内智信】

 [2008年8月20日8時12分 紙面から]


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