阪神真弓明信監督(55)は17日にもFA宣言する野口寿浩捕手(37)の流出を覚悟し、「ポスト野口」は横一線と競争をあおった。秋季キャンプ打ち上げの16日、狩野、清水、岡崎ら捕手組の打撃練習を見ながら「捕手が出てこないと困る。今の不安材料」と、矢野に次ぐ第2捕手の育成が急務となった危機感を告白。だが半面「(野口が移籍濃厚という)報道を見て目の色が変わったんじゃないか」と若手捕手陣の奮起を期待した。

 今季、北京五輪など矢野の離脱時は、ほとんど野口が代役を務めてきた。指揮官は「考えたくないけど、もしかして矢野が出遅れるかもしれない」と最悪の事態も想像。だが現状で矢野に不測の事態が起きた場合、決め手のある捕手はいない。真弓監督は「選手にとってはチャンス。春がチャンスと思ってこのオフを過ごして欲しい」と力説。「若手を使いながら育てていきたい。出ないと伸びないポジションだから」とオープン戦から「ポスト野口」をテストしていく方針を示した。