横浜が今季限りで日本ハムを退団したライアン・グリン投手(34)を獲得することが19日、分かった。すでに条件面で合意し、近く球団から発表される。

 先発のコマ不足に悩む横浜に朗報が届いた。球団関係者は「7勝でもいい。先発ローテを1年間、守れる投手が欲しい」と、安定感のある先発投手にターゲットを絞っていた。グリンは06年に来日。楽天、日本ハムで計3シーズン、先発ローテを守った。日本通算23勝を挙げ、防御率3・23を残した。条件面で折り合いがつかず日本ハムを退団したが、日本球界でのプレー続行を希望していた。

 来季、横浜で先発ローテが確定しているのはエース三浦と寺原の2人。新外国人として、レス・ウォーランド(32=ブルージェイズ)トム・マストニー(27=インディアンス)の2投手を獲得したが、実力は未知数で実績のあるグリンの加入は大きい。07年の交流戦では6試合に先発し無傷の5勝、防御率1・01で交流戦MVPにも輝いた。“セ・リーグキラー”の右腕に期待がかかる。

 [2008年12月20日8時13分

 紙面から]ソーシャルブックマーク