<オープン戦:中日9-5ロッテ>3日◇ナゴヤドーム

 圧巻の3者連続三振に見えたが、そうではなかった。3回、ロッテ大嶺祐太投手(20)は中日野本、森野、ブランコを連続三振に仕留めた。2失点から立ち直り、好投に転じる兆しにも見えたが、投げた本人が、そうは思っていなかった。「3者連続三振もしっくりくるような感じはなかったんで…」。

 その感触は4回に現実のものとなった。変化球が抜け、制球に苦しみ、直球を狙い打たれた。修正しようとしたカーブも真ん中に入り、藤井に2ランを浴びた。予定の4イニングを投げきることができず、7失点でKOされた。

 バレンタイン監督は「いい球はたくさん投げられていたけど、今日はスライダーとカーブが良くなかった。まだ練習が必要かなと思います」と、この日の結果から合否を出すことはなかったが、大嶺は開幕ローテ争いの競争から1歩後退してしまった。

 だが、下を向いてばかりもいられない。「しっかり気合を入れて練習します。今日は和田さんから下の打者に打たれてしまった。もう少し慎重に投げれば良かった。また中日と対戦したいと思いました」。やられた分の借りを交流戦で返したい。心に火がついた。【竹内智信】

 [2009年3月4日8時23分

 紙面から]ソーシャルブックマーク