オリックス近藤一樹投手(26)が19日、珍事件を告白した。14日に岡山県内で10時間ウォーキングに挑戦した時のこと。11月に起こしたぎっくり腰のリハビリも兼ねていたことから、終盤は「ヨボヨボ歩きになっていた」。そんな近藤の隣に、パトカーが横付け。なんと警察官に職務質問を受けてしまったのだ。ポーチを巻いてトボトボ歩くジャージ姿の男は、とても地元住民に見えなかった。
警察官
最近家出が多いからねえ。
近藤
僕、26歳ですよ!
警察官
いやいや最近は26でも家出するんですよ。
近藤は昨季10勝、今季9勝のプライドもあってか、プロ野球選手と明かさなかった。30分間の問答の末に県警本部に無線連絡され、近藤似の男の捜索願が出ていないかを確認される始末だった。
この時になって近藤もようやく正体を告白。警察官も「私は柔道しか知りませんでして…」と一件落着した。この屈辱を発奮材料に、この日の神戸市内でのトークショーでは、顔と名前を覚えてもらうべく「来年はチームを引っ張っていきます!」とエース宣言した。【松井清員】
[2009年12月20日8時36分
紙面から]ソーシャルブックマーク