ソフトバンク多村仁志外野手(32)が「封印」を解く。08、09年と0盗塁の多村が、2ケタ盗塁をもくろんでいる。
多村
今年は(盗塁を)狙ってますよ。30?
いやいや、無理でしょう。でも、誰も走ると思ってないでしょうからね。打順のこともあって、盗塁できなかったけれど、今年はチームも走ることをテーマにしていますし。
3年ぶりの盗塁宣言は、今季にかける思いの表れ。97年オフに右肩手術した際、多村は同所にボルトを埋め込んでいる。その影響で、ヘッドスライディングができなくなり、リードは他選手よりも小さいが、走塁技術でニュースタイルを築き上げる決意だ。今キャンプに入って、新型スパイクも注文済み。歯の位置をかえるなど、土をつかむ感覚を重視したスパイクが、多村を後押しする。
オーダーしていた34・5インチのバットは18日に手元に届き、20日から練習に取り入れる。打撃だけでなく、足にも注目だ。
[2010年2月20日11時26分
紙面から]ソーシャルブックマーク