<西武2-13ロッテ>◇22日◇西武ドーム

 ロッテの新戦力トリオが「初ずくめ」の活躍でチームをもり立て、16安打13点で連勝発進した。昨年0勝3敗と相性の悪かった岸を、3回5失点KOしての価値ある白星。西村徳文監督(50)は「岸もいいボールは来ていたが、うちの選手がうまく打ったね」と目を細めた。

 驚異的な足でチャンスをおぜん立てしたのはドラフト1位ルーキー荻野貴司外野手(24=トヨタ自動車)だ。初回に死球で出塁後、50メートル走5秒9の俊足を飛ばして「初盗塁」をマーク。2打席目には岸のカーブをバットを折りながらも中前へはじき返し「初適時打」。圧巻は3打席目だ。右中間への単打性の当たりを、右翼手の捕球体勢が悪いと見るや、すかさず一塁を蹴って二塁打にしてしまった。「アマ時代からスキがあればやっていること。ミスを恐れては何もできないので積極的に行った」と、存分に持ち味を発揮した。

 早々と岸を攻略すると、5回には韓国の大砲、金泰均内野手(27=ハンファ)の「来日初安打」も出た。開幕から10打席連続無安打と不振を極め、徹底した内角攻めで体勢を崩された後の外角変化球に手が出ない悪循環に陥っていた。だが、通算11打席目に外角直球を右前へ流し打ち、待望の初安打をマーク。「これから良くなると思う」と、今後の爆発を約束した。

 さらに阪神から戦力外通告を受け、テスト入団した今岡誠内野手(35)も、代打で「移籍後初安打」をマークした。9回1死走者なしの場面で起用されると、カウント2-1と追い込まれた後の真ん中直球をきっちり左前へ運んだ。「代打は内容より結果。うれしい」と、記念のボールをうれしそうに握りしめた。

 個性豊かな3人が加わったことで、野手陣に厚みが出たことは確か。新生ロッテはひと味違う。【鳥谷越直子】

 [2010年3月23日8時18分

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