<日本ハム2-1西武>◇3日◇札幌ドーム

 巨漢右腕の新守護神が誕生した。日本ハムの新外国人ブライアン・ウルフ投手(29)が1点リードの9回に登板。打者3人を完ぺきに抑え、来日初セーブを挙げた。前回登板の3月31日オリックス戦(東京ドーム)では逆転弾を浴び黒星の抑えデビューだったが、この日リベンジに成功。チームの連敗も5でストップする救世主の1人になった。

 エースからも祝福を受けた。試合後にダルビッシュからウイニングボールをもらった。「セーブが付いたことはすごくいいこと。(ウイニング)ボールにダルビッシュのサインをもらって帰るよ」と笑顔を見せた。梨田監督も「今日はゴロ3だったし、これからどんどん持ち味を発揮してほしい」と期待した。

 開幕前のヤクルトとのオープン戦(神宮)前日のオフに、新加入の選手らと浅草に出かけた。新外国人のケッペルとカーライルがおみくじを引いたが結果は「凶」。それを見ていたウルフは「2人が凶を引いたからおみくじは引かなかった」と、安全を第一に考える性格だ。カーライルがもう1度引き直して「大吉」を当てたが、それを見ても最後まで自分の信念を貫き冷静さを保った。

 今回も「前回の登板を終えてから何も変えていない。自分の力を信じるだけだった」とスタイルを守り抜いた。投球でも「低めに集めれば自然とゴロになる。ゴロになるということはそれだけ点が入りにくい」。守護神武田久の不調から急きょ抑えに抜てきされた大型右腕が、今季フル回転する。【石井克】

 [2010年4月4日12時4分

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